ブログに戻る
屋外馬場で鹿毛の馬に乗るヘルメット姿の騎乗者と、その隣に立つ人
October 27, 2026
1 min 読了時間

乗馬技能認定はどう活かす?自馬を迎える前の練習目標の立て方

SportHorses.jp 編集部

乗馬技能認定 (ginou) 騎乗者資格 (shikaku) 乗馬練習 (renshu) 全国乗馬倶楽部振興協会 (NRCA) 自馬購入 (jiba)
乗馬技能認定を、自馬購入前の練習計画にどう活かすか。全国乗馬倶楽部振興協会の審査案内をもとに、級の読み方、受験先への質問、認定と馬との相性を分ける考え方を整理します。

乗馬技能認定は、自馬を迎える前に「自分でできること」と「指導が必要なこと」を整理する手がかりとして活用しましょう。合格級だけで購入する馬を決めず、審査の運動を普段の騎乗でどのように行えているか、指導者と確かめるのが出発点です。全国乗馬倶楽部振興協会も、技能認定の目的を、自身の技術レベルの認識と、それに合った目標設定の手助けと説明しています。この記事では、更新日の記載がない同協会の技能認定審査の案内を読み解き、受験や購入の前に相談したい点を整理します。実際の受験条件・審査内容は、申込先に最新の案内を確認してください。

乗馬技能認定では、何を確かめられる?

級の名称だけでなく、審査で求められる運動と知識を確かめられます。全国乗馬倶楽部振興協会の審査案内は、実技と筆記の内容を分けて掲載しています。騎乗中の動作だけでなく、馬の取り扱いや身体、手入れについても、学ぶ項目を具体的に拾える構成です。

同協会はこれを、全国統一の認定に基づいて自身の技術を認定する仕組みと説明しています。公式の説明を、練習の目標を共有するための共通言語として使うとよいでしょう。資格を持っている事実と、これから迎える特定の馬に合うかという判断は、分けて考えることを勧めます。

たとえば、認定カードを指導者に見せるだけでなく、「駈歩の発進はできるが、維持には声による助言が必要」と伝えてみてください。「乗れます」という一言より、次の練習が明確になります。苦手な点を隠さず相談できることも、自馬との生活を準備するうえで大切にしたい姿勢です。

認定級を、馬選びの結論ではなく、練習について話し合う入口にする。

ブリティッシュの各級は、どう読み分ければよい?

数字の大小だけを比べず、具体的な運動の違いを読みましょう。以下は、全国乗馬倶楽部振興協会の審査案内に掲載されたブリティッシュの実技項目の一部と、それを練習相談に使うための編集部の提案です。審査内容の全項目や合否基準を代替する表ではありません。

級 公式案内に掲載された実技項目の例 指導者と相談したいこと
5級 乗馬・下馬、停止及び常歩での正しい姿勢、誘導馬について小区画の馬場で軽速歩 乗り降りや姿勢のどこに補助が必要か
4級 軽速歩の手前の理解、駈歩の発進・維持 手前の確認と、発進後の姿勢をどう練習するか
3級 駈歩の発進・維持、歩度の伸縮が概ねできること、地上横木の通過 運動をつなげる際、どこで助言が必要になるか

掲載項目の根拠は同協会の技能認定審査ページです。同ページでは、5級・4級は部班運動にて審査するとされ、5級・4級・3級とも落馬失権とされています。ここで抜粋した運動ができれば合格すると解釈せず、失権事項も含めて全文を確認してください。

練習記録では、運動名の隣に条件も書いてみましょう。前の馬について行ったのか、単独で行ったのか。指導者の号令で動いたのか、自分で準備したのか。これは認定の公式な追加基準ではなく、自分の経験を具体的に説明するための記録方法です。

同じ運動について「できた日」だけでなく、「難しかった場面」も残すと相談に使えます。発進の直前に姿勢が崩れた、方向転換で手綱に頼った、といった事実を書き、原因の診断は指導者に委ねましょう。自分の感覚と、地上からの観察を並べることが目的です。

3級の先は、どの種目を目標にすればよい?

まず、どんな乗り方を続けたいかを決め、そのための練習を相談しましょう。全国乗馬倶楽部振興協会の公式FAQには、5級・4級・3級のほかに、障害、馬場、エンデュランス、ウエスタンの認定級が案内されています。更新日の記載がないため、具体的な受験計画は同協会や受験先に確認してください。

同協会の審査案内では、障害3級と馬場2級の受験資格として、それぞれ技能認定3級を持っていることが挙げられています。障害にはコースの審査、馬場には指定課目による審査が掲載されています。ここでは制度の読み方を扱い、個々の経路や受験資格の最新性を保証するものではありません。

購入前の相談では、単に「上の級を取りたい」より、「馬場で丁寧に運動を組み立てたい」「障害の基礎を指導者のもとで学びたい」と伝えるほうが、日々の計画を考えやすいでしょう。競技出場を急がず、まず基礎を整えたいという希望も、明確な目標です。

馬の販売情報にある競技実績と、自分が身につけたい技術も別々に整理してください。馬が経験した内容の読み方は、馬場馬術の課目名と売り馬情報の確認方法でも扱っています。今回は人の練習計画、そちらは馬の記録を読むための記事として使い分けられます。

受験先には、何を聞いておけばよい?

受験の可否だけでなく、準備の進め方と費用の範囲を確かめましょう。全国乗馬倶楽部振興協会の審査案内は、借馬・施設利用等の費用、実施時期、受験までの方法、必要な騎乗回数について、クラブや地域、級、指導者による違いを説明し、受験予定のクラブや主催地区振興会への相談を求めています。

相談用のメモは、次のようにまとめると使いやすくなります。これは公式の提出書類ではなく、聞き漏らしを防ぐための提案です。

  • 希望する種目と級、取得済みの認定級を伝える。
  • 実技で自分だけで行える運動と、助言が必要な運動を分けて伝える。
  • 受験までの練習方法、実施予定、使用する馬について尋ねる。
  • 審査料と、借馬・施設利用・練習等の費用を分けて確認する。
  • 筆記の準備に使う教材と、当日までに読む資料を尋ねる。

受験場所について、同協会の公式FAQは、協会に加入している乗馬クラブや、地区乗馬倶楽部振興協会が主催する普及乗馬大会を案内しています。希望する場所で希望級を受けられるかは、直接確認してください。通える範囲だけでなく、その後も練習を相談できる環境かを考えることを勧めます。

受験日から逆算して馬を購入するより、受験準備で見えた課題を購入計画に反映してみましょう。「この運動を続けて学ぶには、どんな指導を受けたいか」「購入後も同じ指導者に相談できるか」。認定取得と所有開始を、無理に同時にする必要はありません。

自馬を迎える前に、認定以外の何を確かめる?

特定の馬との相性と、購入後の支援体制を、指導者と個別に確かめることを勧めます。ここからは認定制度の説明ではなく、購入準備についての編集部の提案です。認定カードから確認できる取得級と、試乗で観察したこと、まだ試していないことを混ぜないようにしましょう。

たとえば「3級を取得している」は記録として確認する事項です。一方、「この馬なら一人で落ち着いて運動できそうだ」は、その時点での見込みです。見込みを確かめるには、売主や指導者と安全な試乗の範囲を相談し、誰が騎乗したときの、どんな状況の話なのかを具体化してください。

試乗で難しさを感じたら、すぐに人か馬の能力不足と決めつけないことも大切です。自分は何を求めたのか、馬はどう反応したと感じたのか、指導者にはどう見えたのか。その三つを分けて記録しましょう。無理に苦手な運動を試すのではなく、中止や内容の変更も指導者と相談してください。

購入後の計画には、騎乗指導だけでなく、日々の管理を誰に相談するかも書き添えてください。自分で担うこと、預託先に依頼すること、専門家に判断を委ねることを整理するためです。認定取得を終点にせず、馬を迎えてからも学び続ける計画にします。

よくある質問:資格と馬選びをどう分ける?

乗馬技能認定を取れば、自馬の購入に適しているといえる?

それだけで購入の判断を完結させないことを勧めます。同協会が掲げるのは技術レベルの認識と目標設定の支援です。制度の目的を踏まえ、特定の馬との適合や管理体制は別に相談しましょう。

「2級を持っている」と伝えれば十分?

種目を含めた正式な認定級を伝えてください。同協会の公式FAQは、障害・馬場・エンデュランス・ウエスタンの認定級を分けて掲載しています。相談時にはカードを用意すると確認しやすくなります。

日本馬術連盟のB級には、自動的に移行する?

自動移行とは考えず、対象資格と手続きを確認してください。同協会の公式FAQには証明書の発行申請と、その後に日本馬術連盟または都道府県馬術連盟へ問い合わせる案内があります。更新日の記載がないため、実際の申請方法は関係団体に確認しましょう。

受験までの練習回数は一律に決まっている?

同協会の審査案内は、騎乗回数もクラブや指導者によって変わると説明しています。自分の経験と課題を伝え、受験先に準備方法を相談してください。

次の一歩は、認定級の数字を増やすことだけではありません。自分が続けたい乗馬と、そのために必要な支援を言葉にすることです。馬を比較する準備には、馬の購入・競技・管理に関する記事一覧も参照し、指導者や売主との相談に使ってください。

画像:屋外馬場の騎乗者と、その隣に立つ人を描いた生成画像。実際の審査や特定施設の記録ではありません。